良く言われることですが
「目が悪くなるのでなるべくメガネは掛けない様にしてる」と言う人がいます。
本当でしょうか。
確かにジキル君のようにちゃんと調製されていない物を使い続けると
眼精疲労はもちろんストレスが溜まって肩こりや頭痛を引き起こす事もあります。
しかし適正な調製をしたメガネを掛け続ける事によって近視が進行していくという事には
はっきりした根拠がありません。目の屈折状態というのはそう簡単に変わらないのです。
ただし成長期には眼球の形が変わるので屈折状態が短時間で変わる事が多いです。
視力はちゃんと矯正した方がストレスがかからず快適な生活を送れるはずです。
<仮説1 慣れによるもの>
これは私の推測ですが「メガネを掛けると目が悪くなる」といわれる理由には
慣れが関係していると思います。
かなり悪い屈折状態にも関わらずメガネを掛けないで平気な人がいます。
これはピンボケの画像もずっとみていると目が慣れてきてしまい、
それをちゃんと見えていると勘違いしてしまうからです。
程度の差こそあれ誰でもそうだと思います。
かく言う私も強さの違うメガネを日によって取り替えていますが
どちらも見え方に不自由は感じません。
ただあまりピンぼけ画像に慣れてしまうと脳の画像処理能力が落ちて
高解像度の画像は受け付けなくなってしまう場合がありますので注意が必要です。
そういう人があるとき視力を矯正するとクリアな画像が得られます。
生まれてはじめて近視用メガネを掛けた若い人が
「えっ なんでこんなに良く見えるの!」と驚き感動している様子を見るのは楽しいです。
「それが本来の見え方ですよ」ニヤリ。
ところが時間ととも感動は薄れます。映画「タイタニック」も100回も見れば飽きてきます。
メガネをかけた見え方に慣れてそれが当たり前になると、
あるときメガネをはずすと「こんなに見えなかったはずは・・・」という事になります。
<仮説2 願望による信じ込み>
もう一つ私が思うに人には
「出来ればメガネなんかのお世話になりたくない」という意識があって
メガネを掛けないですませるための大義名分として「メガネをかけると目が悪くなる」と
信じている場合もあるのではないでしょうか。
例えば車を運転する際にシートベルトなんか閉めたくないと思っている人は
「もしシートベルトをした状態で事故に合って車が横転したら脱出来ない」
などと言います。これは確かに事実ですが、シートベルトをしないで車が横転した場合
もはや脱出する必要がなくなっていると言った方がより正確な解釈でしょう。
だからもし人に潜在的に「メガネをかけたい」という願望があれば全く目が悪くない人でも
「メガネを掛けると目が良くなるから」といってメガネを掛けているかも知れません。
ところがメガネを掛けてると視力は上がりますが目の屈折状態は良くならないというのも
また事実なのです。